2022公認心理師試験感想と備忘録

ついに2022.7.17に第5回公認心理師試験を受験しました。

COVID-19が再び流行って来る中で、5G(Gルート)の人たちは感染し、今回の試験を受けられないとその時点でもう二度と受験できないという非常に精神的にも厳しい中での受験となったと思います。

受験した印象は…非常に難しかった。これに尽きると思います。ただ無闇矢鱈に難易度を高めたのではなく、しっかりと知識を理解しているかを問う問題構成になっていたようです。

受験している最中はそんな事も感がられず、ただひたすら食らいついていった感じでした。

心が挫けそうな時は高坂先生の応援熱湯バージョンの「できる」「受かる」「大丈夫」を心の中で唱えて自分のメンタルを維持しました。

受験するにあたり、準備すべきものやスケジュールが分かったので自分の備忘録としてブログにアップしようと思います。

受験票が届いた時に確認すること

約1ヶ月前に受験票が届きました。実際に目で確認するまでは不備で届かないのではとドキドキしていました。なので心理研修センターから届いた封筒を見ただけでかなり安心しました。

開封して最初に確認したのは受験地です。今回私は東京での受験となりました。受験地は希望が出せたのですが、確認するまでは希望でしかないのでホテル等の予約もできません。

受験地の詳細を確認したあとは前入りするかの検討が必要となります。受験地が自宅から近ければ前入りする必要はありませんが、開場が8時30分と意外と早いため受験生にとっては念入りに検討する必要があります。

自分はホテルに前泊したのですが、これは正解でした。まず受験地周辺の下見ができることが最大の利点でした。田舎に住んでいる自分にとっては受験地まで辿り着けるかが運命を分けることになるためです。またお昼やおやつの入手も考えると受験地の近くでは当日はコンビニも売り切れるおそれがあるため、下調べも必要かと思います。

ホテルでの最大の敵は映画の見放題でした。普段だったらビールを飲みながら映画を楽しむのですが、それをしてしまったら…言わずもがなですね。快く送り出してくれた妻と子供の姿を思い浮かべ勉強に取り組みました。

受験前日・当日の勉強について

これは人によると思いますが、自分は舞い上がってしまい何をしていいか迷走してしまいそうでした。ここで助けになったのが高坂先生の動画で受験のお供は1冊までにすることと言った助言でした。

実際多くの参考書を持って行っても勉強出来ないばかりかより焦りを生み出す原因となりかねません。自分は繰り返し行った参考書を1冊だけお供にし、前日と当日の勉強を行いました。この時に新しい問題や内容には触れないようにしました。今更感もありますし、付け焼き刃では役に立たないからです。

勉強自体も馴染みの参考書で自分の苦手とするところをさらっと流し、巻末の1問1問に答える程度としました。

当日の様子

当日は早めにホテルを出て開場に向かいました。ホテルと開場は少し離れていたのですが、運動も兼ねて歩いて移動することにしました。これは中々良い選択だったと思います。眠気も取れ、気持ちも作ることができました。幸い今の時代はスマホがナビしてくれるので、方向音痴の自分でも会場に辿り着くことができました。

会場につてい驚いたのはその人数です。まるでライブ会場に来たかのような風景で長蛇の列ができていました。会場にいらっしゃる方は皆参考書や問題集を読み、全集中の状態であり圧倒されたことを思いだします。

昔大学を受験した時もそうだったのですが、周囲の人が自分よりもたくさん勉強して、賢い人ばかりに見えて焦りを感じました。でもこれは逆からみてもそうだと心に言い聞かせて、最終チェックを行いました。

午前の試験

問一を見て身体が軽く震えました。まったく検討のつかない問題だったのです。この1年半の勉強が無駄であったのではと感じ泣きそうになりました。

例年問一は公認心理師法などを問うことが多かったのですが、今回は個人情報保護に関する問題であり過去問でも拝見したことはない内容でした。

ここで大事だったのが、プロロゴスの山崎先生やカルスの宮川先生の仰っていた「分からない問題が出題されることは当たり前」といったことでした。でもそれが2問目、3問目と続くとやっぱり駄目かもとネガティブな考えが脳裏をよぎります。そしてしっかり回答できる問題まで辿り着けるとやっと落ち着きを取り戻すことができました。全て分からない訳じゃない、勉強は無駄ではなかったと思えるようになるとリズムを取り戻すことができます。

ただ今回の試験は河合塾の試験の分析速報(誰でもDL可)にあったように事例問題も文章が長く、解き終わるまでに時間を多く要しました。最後の問題を解き終えた時には残り10分程度であり、マークミスが無いかのチェックのみで精一杯でした。マークミスの確認のお陰で1問救われたので確認は必要ですね。

午後の試験

午前の試験に比べると、午後の試験のほうが解きやすかった印象があります。ただし自己採点をしてみると意外と点数が変わらず印象は当てにならないと思いました。

午後の問題も午前中同様に暗記で解ける問題は少なく知識を活用した上で考えて答えを出す必要がある問題が多く出題されていました。難易度別の内訳は前述した河合塾の分析速報に出ていますが難易度Aの問題は例年と変わらず、難易度Bの問題が多く出されていたとのことです。なので暗記と答えが直結するような問題が少なかったと思われます。

また今年の特徴としては事例問題も難化していたようです。文章も長く読むことに時間がかかり、その上で考えて解く問題が出されていました。

得点シュミレーションで第1回~第5回を比較すると、やはり第5回は難しかったようです。ただし今回は試験としては洗練されたものであったと各講師陣が仰っていました。

最後に

自己採点はしましたが、ここではその結果を記載しないでおきます。結果発表があるまでは誰も受かっても、落ちてもいないからです。

今回本気で勉強してこの試験を受けることができて本当に良かったと感じています。合否に関わらず(もちろん受かりたいですが)受験することを決める前と受験後では見える景色や考え方が大きく変わりました。この経験は他のことに汎化できそうです。

実際に自分は次の目標も立てることができました。これからは次の目標にむけて動き出そうと思います。またその目標に向けた動きがあればこのブログでご報告します。

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