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「代表性ヒューリスティック」普段耳にすることはあるでしょうか。私は心理学に触れるまでこの用語の存在を知りませんでした。代表性ヒューリスティックとは代表的・典型的であると思われる事項の確率を過大評価しやすい意思決定プロセスのことです。
まだちょっと理解しづらいですね。簡単にいうと何かが起こった時に判断を要する場合、自分の経験則に沿った典型的な知識や考え方に類似したことを基準に判断しやすいという方略のことになります。
人は起きてから寝るまで数多くの判断を下す必要があります。判断を下すことは例え小さな(服を選ぶ)といったことでさえも脳のエネルギーを多く消費します。脳は少しでも負担を減らしたいため人は知らないうちに簡単な方略で判断を下すようになっています。
脳の負担を減らすことは大変に重要ですが、代表性ヒューリスティックをはじめとした方略は有益な一方で誤った判断をしてしまう危険性も持っています。
日常生活にみる代表性ヒューリスティック
日常生活で見聞きしたことをが知らずうちに自分の判断の基準になっていることがあります。例えば欧米人を見ると皆が社交的に見えたり、フランス人と聞くと服や部屋がオシャレと思ってしまうなどがあります。これは当てはまる場合もありますが、イメージに過ぎません。フランス人であってもオシャレではない人もいると思います…多分。
最近の若者は車離れしている、お酒は飲まないということをイメージがあると思います。なので新卒の社員が入職した際に意識的に車やお酒の話をしないようにするなども代表性ヒューリスティックの一部だと思います。最近の若い人の中には車好きやお酒好きもいます。
代表性ヒューリスティックのデメリットに打ち勝つ方法
- あの人がCMに出演している商品だ。きっと良いに違いない。
- いつも使っている製品を何も考えずに手に取ってしまう。
- 女の人は車の運転が苦手。
- マークシートの答えが連続して同じ…不安だ。
上記に挙げた以上に日常に潜む代表性ヒューリスティックは存在しています。上記の内容はありうるかもしれませんが、あくまでも簡潔な判断に過ぎません。
代表性ヒューリスティックといった思考プロセスが存在することを知ったいるだけでも一度立ち止まることができると思います。その時、自分に「それは本当?自分で調べた結果?」と問いかけることが大切だと思います。もしかしたら違う思考プロセスを使用することができるかもしれません。
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